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メンターが語るMUFG Digitalアクセラレータの“真の価値”「本気のプログラムがビジネスをドライブさせる!」

メンターが語るMUFG Digitalアクセラレータの“真の価値”「本気のプログラムがビジネスをドライブさせる!」

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2019/01/31

インクルージョン・ジャパンの吉沢康弘氏。ベンチャーキャピタリストのフロントランナーであり、MUFG Digitalアクセラレータプログラムのメンターでもある

世界に変革をもたらすようなイノベーティブなビジネスを加速させるプログラム「MUFG Digitalアクセラレータ」。株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)が開催するこのプログラムでは、フィンテックはもちろん、AIや量子コンピュータといった先端領域でMUFGと協働しながら事業を拡大したいスタートアップを募集する。

選考を経て参加が決まると、4ヵ月にわたり、そうそうたるメンター陣によるメンタリングセッション、専門家によるアドバイス、MUFGグループを筆頭にする参加企業とのビジネスマッチングなど、手厚いサポートが無償で受けられる。

「ほとんどの参加スタートアップにメリットがある」と強調するのは、メンターとしてこのプログラムに参画しているインクルージョン・ジャパンの吉沢康弘氏だ。ベンチャーキャピタリストのフロントランナーでもある吉沢氏に、アクセラレータへの参加を推す理由について聞いた。

第一線を走るメンター陣が後押し! メディア露出の増加も期待できる

――吉沢さんは第1期からプログラムに参加されていますが、回を重ねて内容は変化していますか?

当初はフィンテックをはじめ、金融サービスへの貢献度が高い事業が中心でした。次第にプログラムとしての対象範囲が広がってきたので、幅広い事業の受け入れが可能になってきました。そこが、一番変わってきたところだと感じます。ビジネスモデルをどう活用できるかは MUFG側が考えるので、プログラムに自分たちが適合しているかはあまり気にせず、新規事業の立ち上げを志すすべての人に、このプログラムに参加してもらいたいんです。

――それは、なぜでしょうか?

メリットが明確で、圧倒的な支援を受けられるからです。選ばれたら、ほぼ勝ち。他の企業もアクセラレータプログラムを開催していますが、充実度が違います。まず、選ばれる会社の数ですが、3ヵ月で60社程度が参加するケースが多いのに対し、MUFGのアクセラレータは基本6社です。毎週必ずメンターを交えた定例ミーティングを実施しますので、1社1社に対しての支援が手厚い。 また、私のような外部メンター以外にも、企業メンターとして信託銀行や証券会社が紐付きます。プログラム終了までには、事業連携や出資も検討されます。総合的にみて、相当な熱意を感じると思います。

――メンターは参加者が選ぶ仕組みですか?

キックオフで、参加者とメンター陣が集まり、ディスカッションします。そこで、双方希望を出して、事務局サイドでマッチングしていく形ですね。実際のところ、回数を重ねるにつれて、メンターはもとよりパートナー企業も、それぞれこんな事業を支援したいという狙いが定まりつつあります。4期目ともなると、メンターとパートナー企業との関係性も強化されています。我々の支援体制やプログラムも成熟度を増してきています。引いては、事業化に結びつく確度も高まっていると言えるでしょう。

――吉沢さんは、どのようなスタンスでメンタリングに臨んでいますか?

プログラムの初期では、共通の目標を立てることを意識しています。例えば、第3期でメンタリングを担当した企業であるクレジットエンジンの支援では、銀行との間に入って、両者が組んで何ができるのか、どうすれば双方にとって利点がある落としどころを見つけられるかを模索しました。

次のステップとして、ゴール達成に向けた具体的な内容づくりです。ビジネスモデルの構築やどのようにして収益をあげるのかなど細かいところを詰めていきます。基本的には、議論をファシリテーションしていくのが私の仕事だと思っています。それから先は、プログラムのラストに実施されるピッチコンテスト(DEMO DAY)で優勝するために、発表内容を磨き上げるサポートを行います。

――とても手厚いですね。

そうですね。また、副次的効果としてメディア露出の増加も挙げられます。第3期も提携に関する情報が権威あるメディアに数多く取り上げられました。スタートアップにとって信頼度が上がり取引関係の拡大につながるという意味で、とても価値あることです。また、第1期から参加者やメンター、パートナー企業とのつながりが極めて強く、ことあるごとに集まっていますので、プログラムが終わってからも連携の可能性を継続して探ることもできます。

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プログラム参加に大きな利点があると説明する吉沢氏

4ヵ月のプログラムでサービスのローンチまで漕ぎつけたい

――ここまでお話を伺っている限り、プログラムへの参加企業にとってメリットばかりのような気がするのですが、逆に参加がデメリットになるケースはありますか?

1つ言えるとしたら、やりたいことが既に固まっていて、その合間に参加しようといったスタンスだとこのプログラムは向いていません。他社のアクセラレータと比較しても、かなり労力を割くことになるので、食い違いが出てくると思います。本業タイプのアクセラレータと、副業タイプで考えると、このプログラムは完全に本業タイプ。ちょっと腕試しに挑戦してみるという考えとは相容れないと思います。片手間になると大したことはできないのは間違いないので、しかるべき時間を使うつもりでいることが絶対条件ですね。

――プログラム参加への意欲の高さが必要ということですね。そのほかに、このプログラムに向いている企業という観点では、ポイントはありますか?

自社の強みがどこにあるのか、そしてアイデアがどれくらい熟成されているかを明確にすることが第一だと思います。他社のアクセラレータだと、アイデアの面白さが基準になりがちですが、このプログラムは終了する4ヵ月後に協業の発表や出資などに至ることもあります。従って、より事業化が見通せるレベルまでアイデアが練られているかどうかも重視します。アイデアがあるだけなのか、すでに製品化はクリアしているのかなど、アイデアの良し悪しというよりは、どこまでできるのかをアピールしてもらいたいです。

採用する側のイマジネーションが強いので、タッグを組めないんじゃないかという会社でも、応募段階で“できること”“やりたいこと”を明確にしていると、ポテンシャルを引き出せる可能性があります。第3期に参加したno new folk studioの売りは「光る靴」であり、一見するとプログラムの方針とは無関係に思えるものでしたが、その可能性を見出され、見事に選考を通過しました。なので、銀行が開催しているからといって難しいと決めつけないで、どしどし応募してもらいたいです。

――吉沢さんとしては、どんなタイプの起業家と出会いたいですか?

仮説思考ができる人がいいですね。「自分の意見はあくまで仮説です」と保留できて、他の人の意見も踏まえた上で、新しい第三案をつくれる人じゃないと、お互いに想像していた範囲のチャレンジしかできません。自分の意見を否定されると、過度に攻撃的になる人もいるので、仮説思考はやっぱり大事な気がしますね。

その前提として、自分たちが何を実現したいかというミッションは明確に持っていることです。ミッションに従ってここだけは譲れないというものが決まったら、それ以外の部分をどう譲るかも柔軟に考えられると思います。

――第4期で新たにチャレンジしてみたいことはありますか?

1つは、プログラムの期間中にローンチすることです。これまでは、協業発表が1つのゴールでしたが、やはり期間中に実験をして、それがさらにメディアに紹介されるところまでいって、最後のDEMODAYに持っていけたら面白いなと思っています。

実験を先行させて、その結果をもとに投資するかどうかを判断するのは、プロセスとして正しいというか、イノベーションが起きやすいんです。理論武装だけして、大規模な実験をするために提携するというプロセスだと、過去の延長線上でしかありません。それよりも、好きに実験してみて、成果をプレゼンするという順序の方がワクワクしますよね。

――第4期もとてもチャレンジングなプログラムになりそうですね。それでは、最後に参加を考えている人に向けてメッセージをお願いします。

日本で開催されているどのアクセラレータよりも、参加メリットが大きいと思うので、ぜひ頑張って選考に通過してください。そして、有意義なディスカッションができることを期待しています。

また、チームを超えてメンタリングできるので、メンバーに入れさえすれば、プレゼンを指導する機会とか、資金調達の相談に乗れる機会もあります。世界にイノベーションを起こしたい人は、ぜひ応募してみてください。

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