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ロボット・AIで変わる料理と栄養管理の未来

ロボット・AIで変わる料理と栄養管理の未来

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2018/11/08

全人類が楽しみにしていること、それは食事である。しかし、現代人の多くは日々の業務に追われており、おいしくて栄養価も高い食事を取るのが難しい。そこで、今回はロボットとAIをそれぞれ活用して、料理と栄養管理に革命を起こそうとしている企業を紹介する。完全自動調理ロボットをロボットが自動的に料理し、AIにより最適な栄養管理を実現する未来を垣間見ることができるだろう。

ここまで来たロボット調理法

英ロンドンのロボット企業Moley Robotics社は世界初の完全自動調理ロボット「Robotic Kitchen」を開発した。Robotic Kitchenはキッチンと統合された高度な機能を備えたロボットである。現在は2,000種類以上ものレシピがプログラミングされており、料理、片付けまで行う。 Robotic Kitchenは世界中の様々なキッチンスペシャリストやインテリアデザイナーと連携しており、多くの文化や料理の要件に合わせた特注のキッチンを提供できるようにしている。

Robotic Kitchenのプロトタイプは、世界最大の産業見本市であるハノーバー・メッセで高い評価を得た。

Robotic Kitchenには関節式のロボット・アームが付いており、人間の手の動作を同じスピード、感度で再現し、調理器具を扱う。キッチンはタッチスクリーンで操作するか、スマートフォン経由で遠隔操作する。システム上には、英国BBCの料理番組でマスターシェフのタイトルを獲得したティン・アンダーソン氏の料理スキルが記録されている。

Moley Robotics社は多くの業界の需要を捉えており、レストラン業界、航空会社、キッチン開発会社、さらにはシェフの訓練学校などから声が掛かっている。さらに同社はディベロッパー(開発業者)からも大きな注目を集めており、20億ドルの住宅資産等を管理する組織とも継続的な議論を行っている。Robotic Kitchenが組み込まれた住宅は、従来の住宅と比較して、より高価格での販売が可能なプレミアム住宅になる。住宅の新規購入者は、Robotic Kitchenを仕様段階でオプションとして組み込むこともできる。

今後の計画としては、2018年に西ヨーロッパでRobotic Kitchenの一般家庭・個人向け商品を発売するといわれている。

AIによる自動栄養管理

米国のスタートアップ企業SmartPlateは、専用のアプリと専用の皿(スマートプレート)の2つによって食事全体の栄養成分を特定し、計量・記録する「SmartPlate TopView」を開発した。

SmartPlate TopViewは世界初のインテリジェント栄養プラットフォームである。スマートフォンのカメラで撮った画像から、高度な画像認識技術で1000以上の料理の種類を認識し、AIを使用して料理の栄養を分析できる。カメラを通して画面に映った料理を数秒で分析し、アプリの料理データベースと照合して、カロリーや栄養成分(タンパク質、炭水化物、脂肪、食物繊維、ナトリウム等)を高精度で検出できる。アプリには400,000を超える食品、625以上の国内レストランチェーンのメニュー、10,000以上の農務省認可食品の情報が搭載されている。これらのデータは最長1年間記録しておくことができる。

2018年現在、SmartPlate TopViewはクラウドファンディングIndiegogoが販売している。今後、流通経路が確立され、小売店などで販売されれば、SmartPlate TopViewの普及が見込める。SmartPlateは食事のデータをきめ細かく収集・管理することで、他のサービスにも食事・栄養データを活用できるだろう。

ロボット・AIによる最適化した食事で世界を豊かに

忙しい現代人の生活では、毎日栄養バランスの取れた献立を考え、料理をしようと思うと、時間に追われてしまう。Robotic KitchenやSmartPlate TopViewのような技術が普及すれば、仕事から帰ってきた人がロボットやAIを起動するだけで、出来たてで栄養豊富な料理を楽しめる時代になるだろう。

短期的には、まずBtoBで企業が調理ロボットやAIを導入することにより、早く・安く・おいしい料理を顧客に提供できるだろう。少子高齢化で人材不足・人件費高騰という問題に直面している料理店の問題も解決できる。

このような技術の発展は、人々のライフスタイルを豊かにする方向へと導き得るものであり、ワークライフバランスや働き方改革といった現代のテーマと密接に関わりながら発展していくのかもしれない。

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