仮想通貨の新星・カラードコインとは?

仮想通貨の新星・カラードコインとは?

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2016/12/09

(写真=PIXTA)

日本国内でも今や、確かな地位を築いているビットコインの展開は、まだまだ止まりそうにない。最近では「ビットコイン2.0」と呼ばれる新たなアプローチも提案されており、広く知られている仮想通貨の新たな取り組みは、さまざまな場所で取り上げられている。

そのプロジェクトの一つが「カラードコイン」だ。カラードコインという名前からは、色とりどりの硬貨を連想しそうだ。しかし、もちろん赤、青、黄色などの色が実際についているわけではなく、この仮想通貨プロジェクトの特徴を反映したものである。ビットコイン2.0と併せて、紹介する。

ビットコイン2.0とは?

まずは、ビットコイン2.0とはどのようなコンセプトなのだろうか。簡単にまとめれば、ビットコインの主要技術であるブロックチェーンなどを活用し、ビットコインの送金以外の取引を実装する技術のことだ。「暗号通貨2.0」「クリプト2.0」「ブロックチェーン2.0」と呼ばれることもあり、アプリケーションは「分散型アプリ」や「DApps(Decentralized Applications)」と言い表されることもある。

すでにさまざまなビットコイン2.0が開発されており、代表的な例としては「スマートコントラクト(契約の自動化)」「DAO(自律分散組織)」「スマートプロパティ(所有権など資産の自動化)」「独自通貨発行」などがある。

現時点では、「サイドチェーン(複数のブロックチェーンに双方向性を与え、決済の高速化など取引を向上させる技術)」「Omni(分散型金融プラットフォーム)」、「カラードコイン(ビットコインベースの独自通貨発行機能の実装)」などが、比較的に認知度の高い、ビットコイン2.0のプラットフォームだといえるだろう。

さまざまな資産の取引を可能にするカラードコイン

それではカラードコインについて詳しく説明しよう。すでに見たように、カラードコインはビットコイン2.0のプロジェクトの一つであり、ビットコインなどの取引データの空きデータスペースに付加情報を書きこむことで、拡張的な機能を持たせるアーキテクチャだ。

ブロックチェーンの上に付加情報用のレイヤー(層)を構成するため、既存のプロトコルに変更を加えることなく、新たな機能を追加できるという特徴を持っている。

具体的な例では、ビットコインに付加情報を与え、金・株式・証券・既存の法定通貨など多様な資産の取引を可能にするとみられている。経済的な価値に意味を与える、別の言い方をすれば「お金に色をつける」仮想通貨のアーキテクチャだといえるだろう。

カラードコインのユニークなもう一つの特徴は、ユーザー独自の通貨発行を可能にする点だ。カラードコインを用いて、企業1社で独自の仮想通貨を発行したり、個人で仮想通貨を発行したりできるようになり、さまざまな仮想通貨の登場を後押しする効果もありそうだ。

ブロックチェーンスタートアップの Colu などにも波及

カラードコインの事業化を目指す具体的なスタートアップについても、見ておこう。その一つが、アイルランドのスタートアップ、Coinprismで、すでに無料で利用できる世界初のカラードコイン・ウォレットの提供を開始している。

最近では、ナスダック証券取引所が採用している「オープン・アセット・プロトコル」が話題となったが、これもブロックチェーン技術を基盤とした標準的なカラードコイン実装の一つである。

他にも、イスラエル初のスタートアップである「Colu」も、カラードコインを活かそうとしている1社だ。独自のAPIを用いて、広範囲なトランザクションの認証を可能にしたことに加えて、セキュリティの大幅な強化に挑戦している。

同じくイスラエル発の「CoinSpark」や「ChromaWallet」は、ビットコイン・ネットワークで取引されたアセットの裏書きを行うなど、いずれもカラードコインをアセット記録に利用している。ビットコイン2.0やカラードコインに対応したスタートアップも続々と登場しており、どのようなエコシステムを作り出すのか、注目を集めそうだ。

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